新潟スタートアップ勉強会

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ロールモデルから学ぶ

 自分のまわりに、ロールモデルとなる人物がいることは幸運なことだ。特に自分の仕事に関わる分野や、これから挑戦したい新しい分野を学ぼうとした時に身近にロールモデルとなる人がいると多くの刺激をもらえる。


 しかし、そんな簡単に一流の人に巡り会えるわけでもない。だが、今ではインターネットを使って各分野の専門家の話を聞くことも簡単にできるようになった。また、著名人の方のオンラインサロンもあり、入りたいという想いがあれば入会して実際に会いに行き話を本人から聞くことも可能である。社会インフラは十分に整っている。問題は、そのインフラをどれだけ有効活用できるかということだと思う。


そこで、今回はロールモデルから学ぶ方法を考えてみたので、紹介します。


1.ロールモデルを探す

 最初のプロセスとしては、あなたが理想とする人は誰なのかということを決めなければいけない。これは、もちろん誰でもいい。架空の人物であっても構わない。ただし、架空の人物をロールモデルにする場合は、それなりの研究がされている人物でないと学ぶ方法が制限されてしまうのでは注意が必要。


2.教材を集める

 次のステップとしては、あなたが選んだロールモデルに関係するものを可能な限り集めることである。書籍に限らず、Podcast、  Youtube、学術論文なども探すといいかもしれない。特に、映像はその人の雰囲気が伝わってくるため可能であれば集めるべきである。もし、本人に直接会いに行ける機会があるのなら積極的に行動するべきである。


3.徹底的に真似をしてみる

 学ぶは真似ぶと言われるように、ロールモデルとなる人物がやってきたことを真似してみることである。例えば、シャーロック・ホームズロールモデルに置いたとするならば常に観察を怠らず、アブダクションで問題の最適解を導き出すように専念する。真似をすることで、人は自分の行動が変わり、行動が変わることで見えてくるものも変わるものである。


 4.自分の工夫を入れる

 真似をすることで、よい結果が出ることもあれば、悪い結果をもたらすこともある。特に、成功者と呼ばれる人たちが書いた成功法則のようなものは、時代という文脈に大きく依存している。どれだけその当時に成功した理論であっても、時代やテクノロジーが変われば、前提条件が変わっているためそのままでは役には立たない。そこで、重要なことは偉い人が言っているのだから、絶対に正しいという考えを一歩後退させて、自分なりに工夫をしてみることである。例えば、ホリエモンは会議中でもスマホをいじる勇気を持ったほうがいいと述べているが、このような論点に対しても自分が体験してきたことや周囲の環境や文脈と照らし合わせてみることが必要である。


5.教えを脇に置き、自分で考えてみる

 次のステップは、ロールモデルから学んだことを全て脇に置いて、1から自分なりに考えてみることである。もちろん、その考えが完全にオリジナルになる必要はまったくない。あの人なら、きっとこう考えるけれど、自分だったらどう考えるだろうかと思索するのである。1番大切なのは、自分自身で考えて、それを言葉にすることである。



6.1〜5を繰り返す

 一度学んだだけで、全てを理解することは難しい。また、同じ内容でも、子供の頃に聞いた時に感じたことと、大人になってからの感じ方は違うものである。何度か繰り返し振り返ってみることで新しい発見が必ずあるはずです。



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