新潟スタートアップ勉強会

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自己評価と成長について

  2018年になったと思ったら、あっという間に4月も終わりを迎えます。今年から新しく新入社員として企業に入社し働き始めた人も多いのではないでしょうか。


 新入社員に限らず、企業で働いている人も4月というのは人材の入れ替わりが激しい時期でもありますね。そんな中で私がこの時期によく感じるのは、自己評価が成長にどうつながっているのかなということです。新入社員の中には、やる気満々で高い自己評価を持っている人もいれば、低い自己評価を持っていて何をやるにも自信なさそうに行動している人もいます。


 では、この自己評価について考えてみたいと思います。


 自己評価というのは、簡単に言えば自分についてどう思うかということと、他者から見てどう思われているかという要素の合計であると思います。自分からみた自分の評価というのは、これまで成し遂げてきた業績であったり、ステータスや物質的な豊かさ等が関係しています。他方、他者からみた自分の評価というのは周囲の人間から受けた実際の評価であったり、自分が周りの人から思われているだろうと期待している評価であったりします。


 これらは、絶対的な評価ではなくあくまで相対的な評価であり、環境や時代背景などにも多くの影響を受けるので100%正しい自己評価というのはあり得ません。しかし、良い自己評価と良くない自己評価というものはあるような気がしています。


 良い自己評価とは何かというのは一概には言えませんが、例えば自分の評価が他者の評価とある程度一致していることだと言えるのではないかと思います。このような状況であれば、自分を信じて行動するようになれると思いますし、自分に足りない部分があるという事を自覚した上で他者との協力関係を築くこともできるのではないでしょうか。


反対に、良くない自己評価をしているのは、歪んだ価値観を持っていたり、人生に対して投げやりな態度を取る人に多いような気がします。自分には能力がないと思い、実際には周囲から能力が高いと評価されているにも関わらず昇進を辞退してしまうような人がいます。また、自分の劣った部分がどうしても気になり周囲の目からしたらたいしたことがないような部分にこだわったりするような人もいます。


 悪い自己評価をする人に共通するのは、自分自身をありのままに見つめることができないことのように思います。私自身も、若いころは自信に満ち溢れ、何でもできるような気がしていました。しかし、現実は失敗だらけで自信を失くした時期もありました。けれども、そこで諦めずに他者の批判を受け止め、自らが成長できる機会を与えてくれたのだと自分が足りない部分を受け入れるようになってからは仕事面もプライベートも好転した気がします。


 重要なのは、失敗は恥ではないということに気づくこと、自分自身をありのままに受け止めること、こだわりを捨て他人の意見にしっかりと耳を傾けることではないでしょうか。



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