20秒ルールを活用する
幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論
- 作者: ショーン・エイカー,高橋由紀子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2011/08/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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習慣化したい行動は、この本に書かれている「20秒ルール」を使えば、意志力を使わないでできるようになる。その内容としては、見につけたい習慣を今の状況より20秒早くできるようにすること。これだけである。
私たちの行動のうち、習慣化された行動は多いと思う。私の場合は、朝起きた直後にコーヒーを淹れることが習慣であるし、他には寝る前にこのブログを書くこと、ニュースをチェックすることが習慣となっている。また、片付けるのが苦手な性格で部屋が散らかってしまっているのに、そのままにしてしまうことは悪い習慣だと自覚している。しかし、なかなか改善することは難しいものである。職場であれば、人の目が気になるので片付けはするが、プライベートではそこまでする必要性を感じないためある程度まとまっていればいいかなと、妥協してしまう。
では、このような習慣に対して、「20秒ルール」はどのように機能するだろうか。まず、片付けが苦手な性格を直したいなとは思っていたので、目標を「整理整頓する習慣を身に付けたい」と設定してみることにする。この習慣を継続するためには、今の状況よりも20秒早く行動に移せるようにしなければならない。
3つほどの案が考えられる。1つ目は、片付ける場所を明確にすること。つまり、物に対してラベルをつけてそのラベルごとに決められた場所へと収納するようにするということである。これならば、1つ1つどこへ片付けたらいいかと悩む時間を短縮できる。2つ目は、物を減らすこと。片付けられない理由の最大の要因は、そもそも物が多すぎることにある。それならば、緊急の物以外は捨ててしまうか、家以外の場所に保管してしまうようにする。こうすることで、片付ける絶対量を少なくでき、全体として片付ける時間を減らすことができる。3つ目は、整理整頓をする時間を決めてしまうことである。例えば、毎日22時に10分間は必ず片付けるようにするなど。決められた時間にやるようにすれば、後回しにしてしまうことを避けて、スケジュールに従うだけで行動を習慣化できる。
このように考えると、習慣化できない理由は、やらない理由を見つけるだけの時間的猶予が与えられているからなのではないかと思えてくる。この時間的猶予をなるべく短くするようにすることが、習慣化するためのコツなのではないだろうか。
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